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40代の香水選びでいちばん難しいのは、「年代感」だと思っています。
若い頃に似合っていた爽やかな香水は、どこか軽くなってきた。かといって重厚な香水は、「年配の人の香り」になりかねない。その中間で「40代だからこそ似合う一本」を探していたときに出会ったのが、キリアン パリの「オールド ファッション」です。
キリアン パリ(Kilian Paris)は、コニャックの名家・ヘネシー家出身のキリアン・ヘネシーが立ち上げたフレグランスブランド。「オールド ファッション」は、お酒をテーマにしたコレクション「ザ リカーズ(The Liquors)」の一本として、2024年10月に日本で発売されました。
名前の由来は、バーの定番カクテル「オールドファッション」。銀座のバーでもおなじみの一杯です。
つけ始めは、ウイスキーの芳醇さがはっきり前に出ます。時間が経つとウッディな落ち着きへ移り、最後は樽の甘い残り香。一本の中に「夜の時間の流れ」があるような構成です。
甘さがあるのに、若くない。 熟成ウイスキーの重みは、20代がつけると「背伸び」に見えることもある香りです。でも40代には、素直に馴染む。年齢が、そのまま香りの説得力になります。
主張しすぎないのに、記憶に残る。 商談や会食で大事なのは、強く香ることではなく「いい香りの人だった」と静かに印象づくこと。この香水は声高に主張せず、近づいた距離でだけ存在感を見せます。